リキシャ県 (Liquiçá)
東ティモールの北海岸に位置し、東でディリ県、南東でアイレウ県、南でエルメラ県、南西でボボナロ県とそれぞれ接する. サヴ海に面する. 543 km2に2008年の推計で6万9925人が暮らす. ポルトガル領ティモールから今の県と同様の組織が存在していた. バザルテテ、リキシャ、マウバラの三地区から成る.
首都ディリからリキシャへ向かう道から眺めるオンバイ海峡など、県内には多くの美しい風景がある. 浜は東ティモールでよく見られる岩がちのものだが、それでも美しい. 山岳地帯から海へ流れ出る河川は、モンスーンのシーズンを除きたいてい干上がっている. モンスーンシーズンにはよく幹線道路が被害を受けるが、その都度地元住民によって修復される. 殺人マラリアやデング熱を伝染させる蚊が大量にいる.
東ティモールの公用語はテトゥン語とポルトガル語だが、リキシャ県ではほぼ全ての住民がマレー・ポリネシア語派のトコデデ語を話す.