クック諸島 (Cook Islands)
ニュージーランドと自由連合形態をとり、ニュージーランド王国の構成国の一つである. 主権国家と同等の内政を行い独自の外交を行っているが、国防および外交の最終責任をニュージーランドが有し、国民も同国の市民権(国籍)を保持しており、国家の三要素の内「主権」と「人民」を完全には満たさないため、国家承認していない国が多い.
1770年にジェームズ・クックがヨーロッパ人として初めて発見し、諸島名も彼の名をとって名づけられた. その後1858年にラロトンガ王国が建国され、1888年にイギリスの保護領となったが、1901年にニュージーランドの属領となった.
1965年、住民はニュージーランド内での内政自治権の獲得を選んだ. 同時に軍事および外交部門以外の立法権および行政権をクック諸島政府が有することになった. 1973年のニュージーランドとの共同宣言で、独自に諸外国と外交関係を持つ権利が認められる.