オーストラリア・ドル
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オーストラリア・ドル(英語: Australian Dollar)は、オーストラリア連邦で用いられる通貨の名称である. 通貨コードはAUDであり、A$、豪ドルなどと称する. なお、オーストラリア領土以外では、ポリネシアのナウル・ツバル・キリバスでも用いられている.紙幣には 5, 10, 20, 50, 100ドル、硬貨には 5, 10, 20, 50セント及び1, 2ドルの単位のものが流通している. 過去には1ドル、2ドルの紙幣が流通していたが現在では硬貨に変わっている.
また、1セントおよびエリマキトカゲで有名になった2セントの硬貨も流通していたが、1992年に廃止され、一律に切り上げもしくは切り下げで扱われる. この国の硬貨には、特産の動物が描かれている. また、収集型金貨として、「ナゲット金貨」「コアラ金貨」、また地金型銀貨として「カワセミ銀貨」「カンガルー銀貨」などが発行されている.
近年、高い公定歩合を好んで、日本をはじめとする海外からの多大な資本流入がみられる.
現在のオーストラリア・ドルの銀行券(オーストラリア準備銀行(RBA)が発行する)は植物性繊維紙でなく薄いプラスチック(ポリマー)シートに印刷されたポリマー紙幣であり、日本銀行券でいう透かしに相当する部分には透明のフィルムが使われている.
水に浸かって破れたり、手で破る事はできない丈夫なもので、製造コストはかかるが、耐用年数は植物性繊維紙の3~5倍といわれている. RBAとオーストラリア連邦科学産業研究機構(en:CSIRO)の技術による非繊維・無孔の二軸配列ポリプロピレン・ポリマー銀行券は、各国に広がっているがオーストラリアへの委託生産または技術供与によるものとなっている(他の技術にはデュポンのポリエチレンポリマー繊維紙幣があり、コスタリカおよびハイチで採用されている).
国
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ハード島とマクドナルド諸島
パースの南西約4100km、ケルゲレン諸島の南東約450kmに位置する. ハード島は荒涼として、起伏が多いのが特徴で、ビッグベン・マッシフにある2745メートルのモーソン・ピークなどに代表される. マクドナルド諸島は比較的小さく、岩で出来ているのが特徴である. それらすべての面積は372km2である. 港はない. 一帯は亜南極海域に位置しながら、火山活動が活発で外来種と人類の活動の影響を全く受けていないユニークな地域である. 島々にはミズナギドリ科、アホウドリ科、ペンギン科の海鳥および哺乳類のアザラシの大規模なコロニーが存在し、固有種の、の固有亜種および多数の固有種の無脊椎動物が生息している. -
クリスマス島
クリスマス島を発見した人物は、不詳である. 17世紀はじめのイギリス、オランダの海図には記録があり、1615年2月3日にイギリス東インド会社のジョン・ミルウォードがトマス号で島を見出したのが最初の記録と考えられている. ピーター・グースが1666年に出版した地図にはモニ島として記載されている. 島名の由来は、イギリス東インド会社のウィリアム・マイノースが、1643年12月25日(クリスマス)にロイヤル・メアリ号でこの島に到着したことによるが、彼は島には上陸しなかった. -
ココス諸島
2つの環礁、ノースキーリング島とサウスキーリング諸島からなる. サウスキーリング諸島はウェスト島、ホーム島、サウス島、ディレクション島、ホースバーグ島、プリズン島など多数の小さなサンゴ礁からなる. インド洋のオーストラリアとスリランカの中間に位置する. 面積は14km2. -
オーストラリア
イギリス連邦加盟国であり、英連邦王国の一国となっている. 日本での略称は豪州(ごうしゅう)である. 総面積は世界第6位である. 近隣諸国としては、北にパプアニューギニア・インドネシア・東ティモール、北東にソロモン諸島・バヌアツ、東はトンガ・ニューカレドニア・フィジー、南東2,000km先にニュージーランドがある. -
キリバス
キリバスは33の環礁からなり、それらは赤道付近に350万km2にもわたって散らばっている. そのために世界第3位に相当する排他的経済水域を有している(ただし、陸地が少なく領海や接続水域も少ないため、これらを含めると15位にも入らない). 世界で最も早く日付が変わる国の一つでもある. -
ツバル
1978年にイギリスから独立. イギリス連邦王国の一国である立憲君主制国家. 独立国としては、ナウルの次に人口が少ないミニ国家の一つである. 海抜が最高でも5メートルと低いため、海面が上昇したり、地盤沈下が起こったりすれば国の存在そのものが脅かされることになる. -
ナウル
かつては、リン鉱石の輸出によって栄えた. 1980年代には太平洋地域で最も高い生活水準を享受し、公共料金や税金は無料という生活を謳歌していた. しかし、リン鉱石の枯渇により1990年代後半から経済が破綻状態となり、再建に向け模索が続いている. -
ノーフォーク島