ボネール、シント・ユースタティウスおよびサバ (Bonaire, Saint Eustatius and Saba)
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これらの地域はオランダ王国の構成国(自治領)ではなく、構成国の一つであるオランダ(オランダ本国)の一部に位置づけられている. しかし、法制度や経済などの面でヨーロッパのオランダ本土とは運用が異なり、通貨もユーロではなく米ドルが用いられる. 欧州連合 (EU) には2015年まで 特別地域として 留まる. ボネールとサバは特別自治体であり、シント・ユースタティウスもかつては特別自治体であったが、2018年にオランダ本国が島政府の運営を問題視し直接統治に乗り出したため、自治権は失われている(後述).
オランダ領カリブやカリブ・オランダ、あるいは各島の頭文字を取ってBES諸島(ベーエーエスしょとう)とも呼ばれる(参照).
行政上はオランダ語で Caribisch Nederland 、パピアメント語で Hulanda Karibe と呼ばれ、日本語で「カリブ・オランダ」 とも訳される. オランダ王国の構成国「オランダ」(以下、オランダ本国)のうちでヨーロッパに位置する領土(以下、オランダ本土)が「ヨーロッパ・オランダ」(Europees Nederland)と呼ばれるのに対比される表現である.
このほか、日本語では「オランダカリブ領域 」という翻訳表記が使われるほか「オランダ領カリブ」「カリブ海オランダ領」「蘭領カリブ」などの表記も用いられる.
また構成各島の頭文字を取ってBES諸島(ベーエーエスしょとう、)とも呼ばれる.